税務調査はいつ頃来るものなのでしょうか
税務調査が来る時期は、「何月に来るか」と「開業から何年経った頃に来るか」という2つの観点があります。順番に説明します。
(1)税務調査は何月に来るか
税務調査が最も来やすいのは7月〜12月です。特に7月の税務調査が多いと言われています。
税務署は人事異動が7月上旬にあり、この人事異動が終わったタイミングから税務調査を始めるケースが多いため、このような時期に集中しています。極端な話、6月から税務調査に入ってしまうと、人事異動の前に税務調査が終わらないため、後任の調査官に調査内容の引継ぎをしなければならず大変なので、7月をスタートとして早い時期に税務調査が集中しているのです。
実際、当事務所への税務調査の依頼も7月が最も多いです。
(2)開業から何年経った頃に税務調査が来るか
上記の「何月に税務調査は来るか」とは別の観点として、年単位でいうといつ頃税務調査が来るかについて説明します。
結論として、開業してから1〜2年は税務調査が来る可能性は非常に低いと言われています。
これはなぜかというと、税務調査の対象年度と関係しています。調査官は税務調査の際、基本的に3年分を調査対象とします(怪しい現金預金の流れや間違った税務処理を見つけた場合は、対象年度が5年〜7年に延長されますが、最初は3年分です)。なぜ1年や2年ではなく3年分を対象にするかというと、シンプルに効率がいいからです。調査官としては、せっかく納税者側(夜職の方)と日程調整などを行って税務調査に入ったにも関わらず1年分しか調査しないというのは非常にもったいないので、「折角税務調査をするんだから、最低でも3年分は調査したい」という考えなのです。
逆にいうと、開業してからまだ1年〜2年しか経過していない夜職の方に対して税務調査に入ってしまうと、調査官としては1年〜2年分しか調査対象とすることができないので効率が悪いことになります。
ちなみに、この開業後1年〜2年の間に明らかな確定申告書の間違いがあり、税務署側がこれに気付いていたとしても、あえて税務調査に入らず、3年以上経過してから税務調査に入るというケースもよくあります。このような手法は「泳がせる」と呼ばれています。
以上、夜職の方に対して税務調査が入りやすい時期について説明しました。税務調査対策は早いに越したことはありません。開業後3年経過する前の時点から税理士に依頼し、適正な税務処理を行うことが最大の税務調査対策となります。
当事務所は、税務調査対応だけでなく、確定申告や税務顧問の業務も行っておりますので、お気軽にご相談・ご依頼頂ければと思います。お問い合わせは、ページ右上のお問合せフォームからお待ちしています。
